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地元の人は知っている? 雀のお宿

2018.08.29

さとこまき調剤薬局からほど近い場所に「雀のお宿」と地元で呼ばれているところがあります。小学校の遠足、写生会、子供会のキャンプ、近隣の人達の釣、また散歩地として親しまれてきましたが、その由来は主宰した一宮市出身の野田素峰氏(1892~1947)が日本の病児教育施設先駆けとして大正10年(1921)に一宮市北方町宝江で設立、のち木曽川町里小牧上川原へ移転、さらに恵那市へと移転。北原白秋、野口雨情、竹久夢二など多くの文化人が支持者になり訪れています。また「雀のお宿」の命名者は北原白秋と言われ、当時の里小牧の辺りは木曽川の清流に沿う白沙青松の聖地であるのみならず、北原白秋はこの沙丘を「童ケ丘」と名付けられ、日本ハ景「木曽川」の一名勝として数えられるほど風光絶佳の地でした。そして素峰は最も尊敬した「良寛和尚」を師として「雀のお宿」を無想の楽園として世の人に遺そうとしたそうです。
先日久しぶりに童心にかえり訪れてみましたが、今では往時の面影は無く後世のものと思われる像があるのみでした。「鳥の歌」 作:原裕治

 

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